あきしま<街づくり市民会議>なかがみ
2006年平成18年5月末日

特別講演会 テーマ地域活動に参加する意義〜 講師:桜美林大学教授・日本余暇学会会長 瀬沼克彰先生



取材・てやんで一徹
先生のお話しは赤色で記載します。
筆者、編集部は青色(主観が入りますがご了承下さい。)

わたくし瀬沼克彰(せぬまよしあき)と申します。
三年前に、この地区に来た記憶がございます。
あの頃と少しも変っていませんですね〜・・・
いや、これは変っていないということは少しも進歩していないと言うことで
決して良いことではございません。
人口も殆ど増えていない見たいですが・・・
人口が増えないということは商売している人にとっては
客が増えないということで、ビジネスチャンス無いということです。
サラリーマンの人は急激な変化により、
環境が悪化することが無いですから良いのかもしれませんが・・・
あ〜のっけから、いろいろと、昭島のことを言いましたが、
私は主に街づくりを研究担当してます。

あきしま・街づくり市民会議・なかがみ、う〜ん総会資料拝見しました。
中神地区の街づくりは3年間でかなりのレベルだと思います。
ユニホームがありますし、全員に配布できると更に良いですね〜
このようなユニホームは共同意識、連帯感を高めますね!
対外的なインパクトも、あります。
帽子があると更に良いと思いますね〜
そうか、帽子は気がつかなかったな〜


街づくり市民会議のユニホームを着用して記念写真

これだけの資料を作成できるというのが相当なレベルです。
それから広報誌もあると良いのですが・・・
なに!あるの!スゴイじゃないですか・・・
ひと月1度、発行しているの〜・・・

瀬沼先生はびっくりしていた。
(まどあかりを前会長・柳澤氏が差し出す。)

スゴイな〜ここまで、すでにされている・・・
更に皆さん名刺があると良いですね〜
なに!あるの!
(名刺を柳澤氏・差し出す。)
役員全員名刺があるの、すでに・・・
名刺を眺める瀬沼先生
あ〜名刺の裏に、市民会議ではどのような活動をしているのか記載しているといいな〜
パンフレットはあるの?
それはないんですか、広報さんは大変ですが、
是非、発行誌があるんなら、パンフレットもつくってください。
これでバンフレットがあり、地方自治体や企業から助成金など申請して、
安定的な資金の調達が更に促進されれば、NPO団体としても、やっていけそうですね。

コミュニティ活動とは!

自治会とか、子供会とか、PTAなどもコミニュティ活動に入りますが、
最近は少しばかり拡大解釈されるようになりました。
皆さんが立ち上げた市民会議などは地域を網羅する意味で、
活動幅が広がって解釈されるようになりました。
ま〜地区連合会やウィズユースも地域活動ですね!
さて、このコミュニティですが、どちらかといえばしんどい活動という印象で、
できれば、やらないですむなら、素通りして歩きたい。
このような市民活動に参加する時間はないが、
遊ぶことだったら、早起きしてもつくるという感じですね〜
ゴルフとか飲み会とか・・・
つまり、市民の皆さん全員が身を削って参加して活動する訳けではないのです!
まずは自分が大事で、次ぎに家庭が大事なのです。

市民活動は楽しくなければいけないのですが・・・
どのようにやったら楽しくできるのかというのが、ある意味では今回のテーマですね〜
そこのところをこれからお話し致します。

何でものめり込めば、そのうちに楽しくなります。

大体最初の2年ぐらいはしんどいですが、3年ぐらいガンバルと
これが、結構楽しく思えてきます。

発足当初からがんばってこられた、役員の皆さんはおそらくですが〜
今は楽しくていい時期に来ていると思います。
しかし、そこで錯覚をおこすので、要注意なんです。

みんなが賛同してくれると錯覚を起してしまい、やって当たり前感覚で
ものを言ってしまいがちになり、離脱する人が出てしまうのです。
そこのところが対外的に見て、気持が引いてしまう原因になります。
この地域に住む以上、「私は知らない、関係ない」と言う訳けにはいかないのですが、
まだまだ日本は戦後61年で平和ボケしていますから、このまま
平和が続くと思っている人が大半なんですね。

地方自治体の未来は!
地方自治はこれから確実にパワーが落ちてくるでしょう。
税収が増えることはまず無いでしょうから、色々とやりたくてもできない先行きの現状が有ります。
ですから行政は最低のことしかできないのです。
住民パワーなしには住みやすい環境は作り得ないのです。
自分たちで地域活動はやっていくしかないんですね。
ここにいる皆さんはそれを感じていると思います。
住民パワーが有るか無いかで、差が出てくるのです。

それではどのようにすれば、コミュニティ活動が活性化されるのでしょうか?
本題に入ります。

話しを元に戻しますが、まず、楽しい活動として
 スポーツ・文化に力を入れることが大事ですね〜
皆さんの市民会議には各部会があり、え〜芸能部会・・・それから読み聞かせ部会に
国際交流部会・・・

文化活動が部会の中にありますね〜、これが良いんですよ!
まず、一般的に楽しくないと続かないわけですね〜


男性は活動のきっかけは定年後です。
2007年には団塊の世代が、退職期を迎えます。
優秀な人材を地域社会がどのように取り込んでいくのか、議論されるところであります。
私はそれほどの大問題とは思っていません。
退職する人もいるが、優秀な人材だけに企業は即戦力として、人材登用されることも
多々あるでしょう。
今回はこの話しは飛ばしましょう〜
何だ、飛ばしてしまったのか・・・
この部分は後から質問がでましたね〜
市民会議、国際交流部会部長薄衣さんから・・・


それでは現役世代はどうでしょうか?
現役の若い世代は自営業者でないと、市民活動はできないかもしれませんね〜。
基本的に自営業もサラリーマンも気持の余裕がないのでしょうか・・・

全日制市民と定時制市民
突き詰めていけば、頼りになるのは女性パワーなんです。
地域近郊に長時間在住しているのは女性なんですね!
全日制市民は地域地元にいる主婦。
定時制市民はサラリーマンや学生(高校・大学)です。
即ち、退職者と女性は全日制市民

学生とサラリーマンは定時制市民
遠距離通勤者はサラリーマンと学生に限ると思います。

地域活動は女性をどう取り込むかが課題なんですね〜
女性が元気な組織は活性化されて長続きしますので、
執行部の皆さんはそこのところを考えてガンバッテ頂きたいです。
本日の総会参加者で女性は芸能部会から多数。
校長先生も女性です。
それからPTA出身者の女性が目立ちました。
やっぱり女性の支持を得ないとダメなんだ!


それから市民会議は、好きな趣味が生かせるような、リーダーが必要です。
会員になり、活動に参加して人生観が変ったり、
有意義な事が無いと魅力を失い脱会してしまいます。
会員を無理やり勧誘して、取り合えずのアテ職にしてはいけないのですね〜。

個々の内面的条件としては大事なのは
やる気なんですね!
ま〜当たり前の話しですが・・・
やっぱりやる気が必要
市民活動に必要な外的条件は主として行政の役割が大事です。
では行政はどうすれば良いかということですが、
(1)情報提供・広報誌を出す・指導者バンク登録制等
(2)発表会など、趣味文化活動をこのセンターで集約する。
(3)展示発表の機会を作る機関誌を作る。
でもかなりのところ、この組織はやっていますからいや〜感心しました。
や〜ナントいってもほめるところはしっかりほめないとね〜
(場内笑いが飛ぶ)
昭島市役所コミュニティ課はホント良くやっていますよ!
ほめるところはしっかりほめないとね〜


生活防衛、コミュニティ活動
コミュニティ活動は不審者の侵入、情報伝達、犯罪予防を促進します。
昨今は日本の検挙率がひどく落ちてきています。
結論から先に言うと、自分たちで犯罪から予防するのはコミュニティしかないです。
行政はやりたいんだけどもできない時代が近くに来ているのです。
教育の面でも生涯学習離れが進んでいます。
あとは国も東京都も自分でやってくれというスタンスに向かっているので、
民間のパワーを行政としては借りるしかないのです。

そこでコミュニティ活動を通して
住み良い環境を作ると、いい人が集まってくるんですよ。
街並も駅前道路を中心に、人が歩きやすい道路と緑豊かな外観が整備されると、
買い物などしたくなり、商店街も活性化されて、人も集まる様になります。
だから、見た目も大事です。
中神の強みは何なのか、考えて頂きたい。
中神の強みと弱みを分析してください。
それを改善していくのは大変で至難の業です。
ですから強みを伸ばし鍛えて、長所を伸ばす。
団塊世代をコミュニティ活動に招くには!
受け入れのPR持続的に行なう、機関誌でPR
なかがみのコミュニティは機関誌などすでに整備が整っていますので、
継続的にこの調子でガンバッテ頂きたいです。

この他、たくさんのお話しをお伺いいたしましたが、
歴史探訪部会のサイトではこの辺で終了させて頂きます。
瀬沼克彰先生、有難うございました。
心から篤く御礼申し上げます。

御意見ご感想などはこちらにおよせ下さい。

街並グループが、がんばっているのだ!
付け加えて申し上げますと現在、街並部会におきまして、地域住民の皆様と共に
3項目の提案を準備中です。
(1)八王子村山線のシンボルロード化。
(2)中神停車場通りのコミュニティ道路化。
(3)中神駅や中神公園周辺におけるバリヤフリーな街づくり。

こんな歩道も、数年後は人が歩きやすい
道路に整備されることでしょう。
でも市民が行政に訴えないかぎりは
何も変ることはないのです!


近い将来、市民の提案が、実現し新しい中神が誕生すると確信します。
生活防衛・教育・街並整備・文化芸能・国際交流・健康促進・歴史探訪・等
様々な分野で活動する「あきしま・街づくり市民会議・なかがみ」におきまして
市民の皆様と力を合わせて、行政に提案していきましょう。

中神地区の電信柱には市民会議制作の看板があちこちと目立ちます。
有害な不法看板などはその日のうちに、市民会議メンバーが即座に撤去しています。
最近の不法業者はあきらめ加減ですね!
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